青汁の基本知識

青汁は豊富な食物繊維を含む

ダイエットや健康維持のために、食物繊維は欠かすことのできない栄養素です。
ただ残念なことに、現代の日本人は食物繊維が目標摂取量に到達していません。

食物繊維の一日当たりの摂取目標量は成人男性で20g、成人女性で18g。1955年の日本人の食物繊維の平均摂取量は20gを超えていましたが、食生活の欧米化とともに減少し、2015年には成人男性で15,4g、成人女性で14.7gと大幅に足りていないのが現状です。

和食を常食していた50年前は、野菜に加えて、大豆やお米などから十分な食物繊維を摂取できていました。しかし、食事の多様化が進む現在は、日々の食生活に気を付けていても実は、食物繊維が不足しやすいのです。

ダイエットしたい人、血糖値をコントロールしたい人は、まずは食物繊維が十分な量足りているか振り返ってみてください。
朝はパンとコーヒー、ランチはパスタ、夜はごはんと生姜焼き。このような食事では、食物繊維は十分な量がとれません。

そこで、毎日の食事にプラスアルファできる青汁を使ってみませんか?青汁には、1杯で6.4gもの食物繊維が入っています。

青汁は手軽に飲めて、不足しがちな食物繊維を補給できる食材なのです。

ダイエットには食物繊維が欠かせない

ダイエットの大敵は何だと思いますか?油っぽい食事?野菜が少ない食事?
確かにこの2つもダイエットに適さない食事ではあるのですが、ダイエットをする方にはもっと意識してほしい栄養素があるのです。

それは、食物繊維。食物繊維が不足すると便秘になってしまいますが、実はこの「便秘」が、ダイエットの一番大敵なのです。

では、デトックスの一番の方法は何だと思いますか?
サウナや岩盤浴で多量の汗を出し、デトックスできた気分になる方も多いと思います。しかし残念ながら、汗でデトックスできるのは5~10%ほど。

デトックスしたいなら排便することが一番効果的です。身体の不要なものを排出する一番の方法は「便」で、なんと75%以上もの毒素の排出をしているのです。

つまり、便秘をしないことが一番のデトックスなのです。
お腹ポッコリでダイエットが成功しないという方は、便秘を改善することがダイエットの近道となります。

青汁に含まれる「難消化デキストリン」という物質は水溶性食物繊維。水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれます。
青汁を毎日飲んでいると自然と腸内環境が改善され、ダイエットを成功に導いてくれる手助けにもなるのです。

食物繊維は血糖値とコレステロールを抑制する

食物繊維は血糖値をコントロールするという効果があります。

食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにしてくれます。糖尿病患者を対象とした研究で、食物繊維は血糖値コントロールの有効性が証明されています。

さらに青汁は、コレステロール値を下げる効果もあります。
コレステロールは、脂質の一種で、お肉や魚に多く含まれています。
食物繊維には、「体内コレステロールの最終産物」と言われる胆汁酸を排出する役割があります。胆汁酸が排出されることによって、体内のコレステロール値を下げることができるのです。

食物繊維のメリット

食物繊維が糖質の吸収を穏やかにしてくれる。

食物繊維は糖質と一緒にとると、腸内で糖質の吸収をブロックし、吸収を穏やかにする働きがあるため、血糖値の急上昇を防ぐことができます。血糖値コントロールには、食物繊維を毎日の食事でとることをおすすめします。

腸内環境を整えて、便秘を解消する。

腸は「第2の脳」と言われるほど、腸は大切な臓器。腸は排便だけでなく、栄養の吸収もしている部分です。この大事な腸が汚れていると、必要な栄養素も吸収できなくなります。食物繊維は、腸内になる細菌のバランスを整えて、腸内環境をよくし便秘を解消してくれます。

青汁の飲み方

血糖値コントロールをしたい場合は、青汁を食事と一緒にとることがおすすめです。青汁に含まれる難消化性デキストリンは、糖質の吸収を穏やかにしてくれるので、糖質の多い食事と一緒にとることで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

コレステロールが気になる方は、お肉などの油っぽい物を食べるとき時に青汁を一緒に飲むことをおすすめします。
油っぽい食事は、食物繊維が不足しがち。油っぽい食事や糖質の多い食事に青汁を一緒にとることで、身体の負担を軽減しましょう。

ダイエットしたい方には、低カロリーのドリンクがおすすめです。無糖の炭酸に入れれば、炭酸で満腹感も増します。フルーツジュースに混ぜるのも、低カロリーでおいしいドリンクとして間食になります。

「どうしても甘いものが食べたい」という方には、青汁にひと手間加えてスイーツにするのがおすすめです。コンビニスイーツやチョコレートは高カロリー、高脂肪、低食物繊維になりがちです。青汁を使ったスイーツやドリンクを手作りすれば食物繊維もとれて、カロリ-コントロールもできて一石二鳥です。

青汁の選び方のポイント

青汁を飲む習慣を持続できるよう、「好みの味」や「癖のない味」を選ぶのが重要なポイントです。青汁は毎日の食事にプラスして栄養を補う食事コントロールに使用するので、毎日続けられる「味」を選びましょう。抹茶風味の青汁は飲みやすいので、続けやすい青汁だと思います。

次に気を付けたいポイントはカロリー。毎日飲むものだからこそ、高カロリーは要注意です。青汁そのままで飲むだけでなく、料理やお菓子作りに使えるよう、カロリーは低いものをおすすめします。

飲むときのポイントは、ワンパターンにしないことです。味に飽きてしまうことを防ぐだけでなく、栄養を偏らせないためでもあります。

例えばヨーグルト。ヨーグルトに含まれる乳脂肪分は、意外と高いことはあまり知られていません。さらに加糖タイプを選んだ場合には、糖質もグンと跳ね上がります。ダイエットしたい方や健康に気を付けている方がヨーグルトに青汁を入れて毎日食べることは、イメージと違ってデメリットも多いのです。

毎日の食事に使ってみたりドリンクに入れるなど、様々な調理法に使うことのできる青汁を選ぶのが良いでしょう。

筆者:中村りえ

中村りえ

経歴
  • 食品メーカーにて商品開発1年
  • 健診結果の分析を3年
資格・スキル
  • 管理栄養士
  • 米粉マイスターインストラクター(米粉パン教室主催1年)
  • KIJ認定マクロビオティックアドバイザー
  • Jr.キッズ食育トレーナー